どうも、鬱屈です。
「他人の気持ちを考える」って簡単なようで、とても難しい。
思いやりとか気遣いとか、色々な言い方はありますが、
今回は人の気持ちについて書いていきます。
↓初めてお越しの方はご一読ください。
「もっと人の気持ちを考えなさい」
これは昔、実際に言われた言葉です。
「人の気持ち考えたことある?」
これも言われたことがあります。
これ、何て返すのが正解だと思いますか?
正解は「ない」です。
険悪になっても構わない相手なら、
「今、あなた自身が僕の気持ちを考えていない」が正解ですかね。
人の気持ちって状況やうっすら表に出てきてる雰囲気で
なんとなく察することができます。
実際、予想と同じ気持ちでいることが多いです。
ですが、それはあくまで予測。
察せた気でいるだけの場合もあるわけです。
大学入試の合格発表の場で、自分の試験番号が無かった学生さんがいたとします。
この学生さんは今『悲しんでいる』でしょうか?
答えは「わからない」です。
頑張って勉強してきたのに受からず、悲しんでいるかもしれない。
ここは滑り止め、本命に受かっているかのほうが気になって悲しくはないかも。
落ちて残念だけどそれよりも、帰って結果を聞いた親から小言を言われるのが憂鬱。
ちょっと考えるだけでいくらでも可能性が出てきます。
結果「わからない」のです。
わからないからといって、悲しんでそうな人に「今、悲しいですか?」
なんて聞いてみても「当たり前だろ」「わかるだろ」と、不躾なやつと思われたり
もしくは「いや別に」なんて返されて変な空気になるのがオチ。
そのくらい、人の気持ちって複雑で難しく、面倒なつくりになってるんです。
「人の気持ち考えたことある?」
僕がその時言えなかった本当の答えは、
「ある。あるけど止めた。考えたって完全にはわからないから。
わかろうとして立ち回ったって、最後は無駄だって気付いちゃったから。」